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第142話

智が髪の毛を乾かして部屋へ入るのを確認して、ダッシュでバスルームへ駆け込んだ。 シャツを脱ぎズボンを下着ごと引き下ろすと、昼から我慢して いきり立ったモノが ぶるんと天を仰いでいた。 節操のないそれに溜息をつきながら、しっかりと念入りに身体のあちこちを洗う。 どうやって智を優しく愛してやろうかと、あれこれシュミレーションする自分がバカらしくて、また大きな溜息をついた。 支度をすると、バスローブを纏い智の部屋をノックする。 「どうぞ」少し緊張した智の声に悶えてしまう。 布団に潜り込んでこちらを見ている智は、超絶色っぽくて、もう理性が かけら程しか残ってない俺は余裕がなくなってきた。 しゅるりとバスローブの紐を解き、ベッドに片脚を掛けたまま脱ぎ捨て、智の待つ布団へ滑り込む。 直に智の素肌が触れて、生まれたままの姿で待ってくれていたことに感動して抱き締めた。 風呂上がりの少し湿った肌から立ち上る、同じボディソープの香りが二人を包み込む。

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