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第301話

怒涛の三日間を終え、ヘロヘロになった俺は纏わりつく翔を無視して爆睡し、目覚めると土曜日の朝10時を過ぎていた。 ベッドサイドの携帯を見ると…出張の終わった峰から…ラ◯ンだ。昨日の夜きてたんだ… 慌ててタップして開くと… 『お陰様で…恋人に昇格致しましたっ! 世話かけて申し訳ないm(_ _)m とりあえず、お知らせです。 詳細は、来週!!』 (さんきゅーの犬のスタンプ) あー、やっぱり翔の言った通りになったよー。 よかった、よかった。 三日間頑張った甲斐があった。 『やったな! 来週詳しく聞かせろよ! おめでとう(*≧∀≦*)』 (おめでとうのライオンのスタンプ) 瑞季君にも報告…あっ、きてる!早。もう来た。 ……返信っと。 ほおーっ と安堵の溜息をついて布団から抜け出すとリビングへ。 「おはよー。」 「おねぼうさんのさとし、おはよー。からだ、だいじょうぶ?おきれたの?」 「うん、大丈夫。しっかり寝たからな。」 「あれ?翔は?」 「かいものにいったよ。さとしねてるからおこさなかった。」 「そっかー。じゃあ俺、風呂入ってくるわ。」 身体も気持ちもサッパリとして、翔が用意してくれてたご飯を食べる。 昨日の夜、何も 食べずにベッドへダイブしたからな… めっちゃお腹空いてる。

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