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ストーリー設定
____シェヴァンノ大陸。
人間が群を抜いて多いが、妖精やエルフなど多数の種族が混在する、南と北東に大海を構える巨大な大陸。
南は海産業と貿易、南西の高原で畑作、北の大地で牧畜と、非常に裕福な大陸である。
三大富大国である、中央のラーヴェン、東のアレサ、南西のボーデインがこの大陸の秩序を保っている。
1年に3回、大陸中の国王が集まり帝国議会が開催される。議会が開かれる国はラーヴェン、アレサ、ボーデインの三国で回される。
現在、帝国議会長はラーヴェンの女王であるノエル・アナシリナ・ベン・ラーヴェンが務めている。
女の王が議会長を務めるのは帝国議会が始まって以来、500年の歴史の中で初のこと。
この大陸には魔力を持っている「使徒」と呼ばれる人間が存在する。
魔力を持った使徒はまず、己が魔力を持ったことを確認すると大陸に点在するデステニ神殿に魔力認定の登録を行いにいく。その際、魔力覚醒時の状況や、扱う本人の魔力のイメージ等々からどのような魔力なのかを考え、それに関するデステニ神殿へと行くことになる。
使徒たちは各々の魔力を駆使し、多様なことをする。最も多いのは各国の護衛。数人でチームを作り、防衛に務めることもある。大体みなそうしている。
また、使徒となった者は各地区に点在する武闘場 へ個人戦、チーム戦へと参加が可能となる。
勝利を収めた者には多額の報酬 が払われる。有名な使徒が出場すればその分、それが弾む。
更に使徒は各階級に別れており、以下のようになっている。↓
Giga Meteo (G級)
Super Star (SS級)
Star Light (S級)
Arthur (A級)
Birth (B級)
Core (C級)
Dead Arrow (D級)
Eden (E級)
…となる。G級の使徒は能力や魔力等が高く、その代わりに人数が少ない。言わば少数精鋭という感じである。
対して下にいくにつれそれぞれのレベルは下がり、そのかわり数が多くなる。
己の階級は神殿より通達があり、それに従う形となる。
また、個人の階級と所属しているチームの階級は別物。例えば、自分はA級だが所属しているチームはS級……という例もある。
通例としてはみな個人もチームも特例を除き、E級からのスタートとなる。
それぞれの使徒が認定された魔力は、一旦、デステニ神殿にある宿樹 へと授けられる。そこから一般的に言う、享受の儀 が行われ、そこで初めて正式に使徒となる。
様々な理由で不必要となった魔力は各々おのおのの宿樹 へと返還される。この一通りの儀式を返還の儀 という。
宿樹 はそれぞれ形態が全く違う。
さらに、使徒たちにはそれぞれ【特性】が備わっており、自分の魔力をさらに助長している。
使徒たちは己の魔力が暴走しないよう、<自戒具> を身に付けている。これは人様々で、形態が違う。
仮に魔力が暴走してしまうと己の意識下では操れなくなり、魔力に意識を乗っ取られる。この状態を暴走 と呼ぶ。待つのは死。
だが、時と場合により、己の魔力を<自戒具> より解放しなければならない時、せざるを得ない時、 魔力解放 を唱えれば魔力は解放される。
解放され、時間の経過と共に魔力は増幅し、己の支配が段々と利かなくなるが、魔力解放 時は常に魔力を放出している状態であるため、通常より早く魔力と体力が尽くとされている。これにより魔力解放 はなくなり、普段へと戻ることができる。
だが一度暴走 状態になってしまえばそれはもう闇の力そのもの。もう決して元に戻ることはない。これを止めるには暴走 状態になった使徒を殺すしかない。
殺された使徒の魔力は宿樹 へと強制送還される。<自戒具> はそのまま形見となるかその使用者の親族や家族へと魔力と共に継がれるかのどちらか。
もし、その代の使徒がいなくなれば魔力は然るべき人間に自ら向かい、魔力を与える。
使徒は皆それぞれ神器を持っており、神器覚醒 を唱えることでも、魔力の増幅が可能となる。
逆に神器を持っていないと威力ガタ落ちになってしまう。1番多いのは剣。
勘違いされやすいが、魔力解放 と神器覚醒 は別もの。
通常は
「魔力解放」
↓
更に余裕がある場合に「神器覚醒」
の順で使う。
そうでないと使用者への体の負担が大きすぎる。
現在、階級のトップに立つのは個人戦では〈妃陽〉 のリア・ロフナー。
チームではそのリアの所属する〈クレセント〉となっている。
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