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オメガバース設定

※オメガバースのことについて理解している場合は飛ばして下さって結構です。 世界は6つの性にわかれている。 人口の約2割、階級の最上層に存在するα(アルファ)。 人口の大半である約7割を占め、唯一「普通」であるβ(ベータ)。 そして階級の最下層、人口の約1割、Ω(オメガ)。 大まかに分類すればこの3つ。更にこの3つの性の中でも雌雄がある。これで計6つ。 それぞれの性の特徴は以下の通りとなる。↓ ・α(アルファ) 社会での階級では最上層に立つ。必然的に、α(アルファ)の家系は裕福な家柄が多く、β(ベータ)Ω(オメガ)から嫌われる存在でもある。また、α(アルファ)は能力的に見ても非常に優秀。 α(アルファ)のみの立ち入りを許した特別な学校、及び施設等がある。しかし性差別だ、との非難もあるが他に比べ、Ω(オメガ)との接触が極端に絶たれるため、性事故が起こりにくいというメリットもある。 α(アルファ)の男は6つの性の中で唯一、性器に「亀頭球」と呼ばれる器官を有している。この器官は「ヒート」と言われる発情状態になった時にのみ射精時、根元が肥大化し相手の性器から己の性器が抜けないようにする役割を持つ。 階級分化フェロモンを6つの性の中で唯一持つ。 射精時の精液の量が尋常なモノではなく、個人差はあるがヒート時の精液量は約15~30ml。通常時でも約10mlと極めて多い。そのため、ヒート時に行った性行為による妊娠の確率はほぼ100%となる。それでなくともα(アルファ)による性行為の着床率は他の性に比べ格段に高い。 α(アルファ)の女性は、興奮すると陰核が男の性器状に大きくなり、射精することが可能となる。 なお、ヒートはΩ(オメガ)の持つΩ(オメガ)フェロモンに誘発されてからなるものであり、一度ヒート状態になってしまえば理性が吹っ飛び、本能のままに暴力的になってしまう傾向がある。 ・β(ベータ) 社会的地位はα(アルファ)の下、中層に存在する。能力の高いβ(ベータ)α(アルファ)となんら変わりない地位にいる者もあるが基本的にはα(アルファ)に使われる側にある。人口の大半を占める為、β(ベータ)β(ベータ)同士の婚姻が通例となる。 大まかに分類された3つの性の中で「発情」のない唯一の性。これは雌雄に関わらずβ(ベータ)には発情は存在しないものとなる。仮にΩ(オメガ)の放出するΩ(オメガ)フェロモンに当てられてもα(アルファ)なら我を忘れる所を、β(ベータ)ならそれを理性で抑えることが可能である。 また、β(ベータ)の中での上層の一部の者は、何の苦労もなしに生きてきたα(アルファ)に対して強い嫌悪を抱いているケースがある。 ・Ω(オメガ) 社会的地位の最下層に存在する。何に対してもα(アルファ)β(ベータ)よりも劣る存在とされてきた。 発情期があるために、元来は家庭の事に従事し、あまり外に出ないことが望まれた。しかし近年開発された発情期抑制剤の存在により、その概念は社会から薄れつつあり、社会進出も進んできている。が、やはり一部にはまだ色濃く残っているのが現状である。 発情期。周期は1~2ヶ月の間隔でやってくる。個人差もあるが一度につき約7~14日。その間は激しい性欲に襲われる。更にΩ(オメガ)の発情期にはα(アルファ)を誘惑する独特の「匂い」があり、それによりα(アルファ)をヒートへと誘う。これが原因でいまだにα(アルファ)による発情期のΩ(オメガ)への強姦事件が後をたたない。だがα(アルファ)の権力と財力によって事件そのものが揉み消されてしまうのが悲しい今の現状である。 発情期のΩ(オメガ)は着床率が限りなく100%であり、発情期にα(アルファ)や、それ以外の性と性行為をすればまず、妊娠は避けられない。 ~ 発情期 ~ α(アルファ)Ω(オメガ)にのみ存在する発情期。発情期が初めて訪れるのは一般的には12~18歳と言われている。 なお、α(アルファ)の発情とはヒートと同じ意味である。 ・Ω(オメガ)について Ω(オメガ)の体内では1~2ヶ月をかけ、大量の性フェロモン、別名「Ω(オメガ)フェロモン」が生成、蓄積される。それがある一定の量に達すると発情期が訪れ、汗などの分泌物と共に体外へと大放出される。この大放出は約7~14日続く。この大放出時、あのα(アルファ)を誘う独特の「匂い」も一緒に放たれる。密室にいればまずまずΩ(オメガ)の貞操の安全は保証されない。 この特性は元々、生殖能力の低いΩ(オメガ)が生殖能力の高いα(アルファ)を誘う為のものと考えらる。 ・α(アルファ)について Ω(オメガ)の放出するフェロモンに反応し、突発的な発情である「ヒート」となる。 一度ヒート状態になってしまえば精液を出さないことにはよっぽどのことがなければ治まらない。どんなに苦しくとも時間がたとうとも萎えることはない。 あくまでα(アルファ)の発情はΩ(オメガ)の出すフェロモンに反応し、「しかたなく」なってしまう突発的なもの、であるとされている。 ~ 番 ~ α(アルファ)Ω(オメガ)間の発情期中の性行為でα(アルファ)Ω(オメガ)のうなじを噛むことでその二人の間に「番」が成立する。 番となった場合、α(アルファ)Ω(オメガ)に見た目での変化は起こらないがΩ(オメガ)にのみ発情期中は番となった相手としか性行為ができなくなる特徴がある。もしかりに番以外の相手と性行為を行えば酷い吐き気や頭痛、目眩などに襲われる。原則として、番の成立は解消が不可能。 また、α(アルファ)Ω(オメガ)に噛みついた跡はその後も消えることなく残り続ける。 Ω(オメガ)は、望まぬ相手との番成立を避けるため、首輪をつけて己を守ることがある。 ~ 魂の番(ゴッド・ノウズ)α(アルファ)Ω(オメガ)が発情とは無関係に、一目見た瞬間に惹かれ合い、感じ合うケースが存在する。見た瞬間から、頭から離れることなく猛烈なインパクトと共に残り続ける。この相手とは必ず相思相愛状態になる。「神のみぞ知る2人」という理由からこの名がついた。 しかし非常に稀なケースで、確率的に言えば果てしないものである。 ~ Ω(オメガ)の義務 ~ 1. Ω(オメガ)は学校入学時に必ず自分がΩ(オメガ)だということを診断書を提出して学校、もしくは各種機関に協力を求めなければならない。また、Ω(オメガ)が寮制魔術学校に通う場合、Ω(オメガ)専用の合同寮を使用させること。 2. また自分の働く先にも診断書を提出しなければならない。 ※もしこの診断書がなければ仮に労働中に発情しても自己責任だとされ、働き先に賠償を求めることができなくなる。 3. 発情期抑制剤と特効薬の常備。 ※特効薬のみ公共の場に常備されている。 ~ 発情期抑制剤 ~ 今から約10年前に開発されたΩ:(オメガ)の発情を抑制する薬。錠剤で、1日1回1錠を毎日服用。服用するタイミングは朝昼晩、いつでも構わない。 また外出先や予期せぬ突然の発情期には特効薬が一番とされるが、副作用が非常に強く、新薬の開発が期待される。 なお、このオメガバース設定のページは作者の知識も元にして作っていますが、ふーじょんぷろだくと様の発行されている「オメガバースプロジェクト」を参考にしている点もあります。

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