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秋の日の夜に 11

かえでside やってしまった…まだ小学生のひなに余計なことを… 俺が止めるべきだったのに… でも…ひな…可愛かった… 俺たち最低な兄弟だ…まだ何も知らない子に… その日のことがあまりにも衝撃が強かったのかひなはその行為にはまっていった。 必ず3人で揃う翌日が休みの日毎夜きて毎夜行った。 さくらが家を開けるときは渋々俺と二人で抜き合いをすることを了承してくれた。 正直二人きりも嬉しいがやっぱり三人がいいとひなは言っていた。それは俺もそうだった…結局二人とも選べないほど好きなんだ… 抜き合い以上のことはまだやらない。それは俺とさくらの間で交わした絶対的な約束。だから初めて抜きあったあの日から五年たった今でもまだそれ以上のことはしていない 「ねぇ。かえで。俺セックスしたい」 高校に上がり暫くしてひなが告げた。 俺は高3。さくらは22だった 「は?」 「さすがに俺ももう16だし。まだ童貞なの何となく嫌だし…」 「はぁ?それって…」 「俺童貞捨てたい」 「は?」 「さくらで童貞卒業したい。さくらは大人だから色々知ってるでしょ?やらせてくんないかな?」 「…さくらなら喜んでやらせてくれると思うけど。それは…二人でやりたいってこと?だよな?」 「なんで?」 「いや。初めて位、好きなやつと二人きりがいいんじゃないのか?」 「え?」 「お前はさくらが好きなんだろ?」 「うん。」 「さくらもお前のこと好きだから相思相愛。うまくいく。俺は抜き合いの時必要であれば呼んでくれればいい。」 「彼女いんの?かえでは」 「いないよ」 「…かえで…俺の…処女貰って?」 「は!?お前何…言って…」 「俺は二人と付き合いたい!二人と恋人になりたい!3人で付き合うとかだめなの?」 突拍子もないひなの提案に唖然とした。 ひなはさくらだけいればいいんだって…抜き合いの時二人じゃ物足りないから俺も呼ばれてるだけだろ?って思っていたから 「ちょっとまて…」 「俺のこと嫌い?」 「好きだよ。俺は昔からお前のこと好きだった…でも…お前は…さくらしか見てないって…」 「確かに…そうだったよ?でもそれはあの日まで。かえでに初めてキスされる少し前から俺はどっちも好きで…選べなくて…二人ともモテてたし…俺怖くて…わがまま言っていつも抜き合いしに来てた。そしたら…どうしても3人が良いって言ったら二人とも俺から離れていかないんじゃないかって思って…二人とも手放したくなくて。中学時代、父さんに二人のどっちが好きかって聞かれたけどうまく答えられなくて父さんにも母さんにも二人は大好きな兄だって好きだという気持ち隠してここに来てた。二人と早くセックスしたかった。でも二人は俺のこと子供だって思ってて抜き合いしかさせてくれなかったでしょ?俺は…もっと早く…前も後ろも二人に貰って欲しくて…」 「ひーな!」 「さくら!お帰り」 「さくら…お前いつから聞いてた?」 「俺に童貞貰って欲しいってとこから」 「ほぼ全部じゃねぇか。気配消すなよ。アホ兄貴」 「ちょっ!!酷くない?愛しい兄様に向かって」 「うっせ。でさくらは?どうしたいんだよ。お前ひなのこと好きだろ?3人でとかどうすんの?」 「それ?…乗った!俺もそうしたかったから。かえでが遠慮してんの気付いてたよ?世間様がどう思おうと俺は昔からお前もひなも欲しかったから。お前はどうなの?俺のこと邪魔だろ?」 「…邪魔じゃねぇ…」 「じゃ交渉成立!!3人で今日から恋人に!」 「やったぁ!!」 こうして三人の恋人生活が始まった。 世間じゃ認められないのかもしれない。でも俺たちはとても幸せだ。 だってずっと欲しかった二人が手にはいったんだから fin.

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