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そんなある日 11
「俺別れる」
始めに言葉を発したのはさくらだった
「何も知らない子達に色々体使って教えるのが面白そうだったから始めたことだったし。俺他に本命いるから。てことで話はおしまい」
「さくら…何で…本当に?…俺たちのこと…」
「うん。そうだよ。ひな。遊びだよ?リスク侵してまで未成年となんて…しかも二人なんて普通に考えておかしいでしょ?」
「さくら!!本気でいってんのか?」
「当たり前でしょ。んじゃ俺これからデートだから行くね。今までありがとう!!楽しかったよ」
ヒラヒラと手を振り誰の制止も聞かずさくらは出掛けていった
ボロボロと涙が溢れ出す…どうして?…嘘だよね…?さくら…さくら…
泣く俺をかえでが抱き締め撫でる。かえでも少し震えていたのは気付いていた…
どうして?やっぱり…俺がわがまま言わなきゃよかった?
さくらは俺たちのこと好きだって思ってるって疑ったことなかった。
「そんなの演技の練習だよ?」
さくらは笑いながら言ってた…
「お前らに気付かれなかったってやっぱり俺天才かも?」
そういって俺たち二人を見た
「すげー面白かった。俺の演技に気付かず俺に対して好きだのなんだの言ってるの聞いてたら」
本当に…それが本音なの?…さくら…さくら…好きだったのに…何で…?
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