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そんなある日 12

さくらside 「日葵」 「っあっ!!ちょっ…もう…無理っあっ!!さくらぁ…あぁっ!」 「日葵、日葵」 今俺の目の前でイキ狂う日葵。 ごめんな…辛いよな…でも…ごめん… 気を失った日葵を綺麗にして寝かせる。 オーナーに電話を掛けた 「ごめん。オーナー。やり過ぎて気を失っちゃった…この後予約入ってた?」 「入ってた。どうした?さくら。らしくない」 「まぁ色々ね。ひまのお客さんって他の人じゃダメ?俺代わりに行くけど」 「いいのか?」 「うん。売上はひまでいいから。俺は何もいらないから」 「さくらをそんな…」 「相手が大丈夫ならこの後のひまの分俺が回るから」 「聞いてみるね。」 何もかも忘れたい…二人との幸せだった日々を…全部…全部… もう涙さえも出やしない。 それだけ俺は二人のことが好きだった…他の人にやるくらいなら二人でうまくいってくれればいい…

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