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新たな旅路 16

「え!!守ってくれるの?やったー」 「…あのさ。変わり身早くない?」 「そう?」 本当は傷付いてるのに分厚い鎧着て自分を守ってる。きっとこうしてふざけるのも追いかけ回すのも自分を守るためなんだと…嫌でもわかってしまう。 「あ!!なーちゃん!!寮生だよね!?時間平気なの?」 「あぁ。僕はどこにいても免除されるの。寮にいようがいまいが何も言われない。一応成績優秀者だから」 「おぉ…流石…」 「でも美陸来たからこれも使えなくなるかなぁ…」 「俺?俺そうでもないよぉ」 「聞いてるよ。担任に。かなり優秀だったって」 「必死だもん」 「はいはい。だから今日はここに泊まって明日はここから登校するの。美陸は自宅でしょ?」 「うん。来学期から寮だけどね」 「そう。寮の部屋は成績で決まるよ。上位者は…」 簡単に学校のこととか寮生活のことを説明して客間に連れていく、 「自由に使って。じゃあ。おやすみ。何かあったら隣の部屋にいるから言って」 扉を閉め息を吐く

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