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第102話
朝陽さんからの連絡が来たのは翌日だった。
昨日は電話ごめんね。バイト中だった。その後バイト仲間の人と遊びに行って充電切れちゃって…気付くの遅くなって…
いつもなら電話してくるのに珍しくメールだった。
俺があの場に居たなんて思いもしないのだろう。
あからさまに嘘だとわかるメール…
元々朝陽さんは俺にお金で買われた人。
あのときは好きだといってくれたが実際付き合ってみて思ってたのと違うと感じたのではないか?
そう思い出すときりがなく一人で頭を抱えていた。
こんなにも好きになるなんて思っていなくて初めての感覚に吐き気を催す
朝陽さん。もう別れましょう
この文章を送り電源を落とした。朝陽さんは優しいから自分から別れを切り出すなんて出来ないと思ったから。
枕に顔を埋めて咽び泣いた。
失恋がこんなに痛いものなんて知らなかった…こんなに苦しいものなんて知らなかった…
今日は1年目の記念日だったのにな…独り言は部屋に吸い込まれ消えた。
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