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第109話

隅田side 食事を終えいつものように梅さんが片付けに来る。 梅さんは片桐に笑顔を向けぽんっと片桐の頭に手を乗せた。 俺が壊れそうなとき良くしてくれていたことで不思議と力が抜けていく魔法みたいな手だ。 すぐにそれを離し部屋を後にした。ドアが閉まった瞬間片桐が大粒の涙を溢した。 ボロボロ泣く片桐は自分でも戸惑っていた。 ポツリポツリと先輩について語り出す。それを俺はただ黙って聞いていた。 「やっぱりもうダメなのかな…」 タイミング良く部屋がノックされる。先輩が来たのだろう。そっと部屋に招き入れる。先輩も大きな目に涙を浮かべている。元々華奢な体がもっと小さくなったようだった。 静かに、でも足早に片桐の元へ向かう。片桐の後ろから抱き締めて名前を呼んだ。 ここからは二人で話すこと。俺は書斎で待つことにした。 二人なら問題ないだろう。話がついたら手を繋ぎながらやってくるのだろう。 お互いがお互いを求めあっている。どちらが欠けてもあの二人は成り立たないんだろう。 薄く笑い本に目を落とした

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