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クリスマスパーティー
クリスマスを一緒に過ごせたのは高校の時のあの日以来なかった
俺も朝陽さんも仕事におわれていたし離れていた期間もあるしそれどころじゃなかった
今年は一緒に過ごせる
この年になってこんなにワクワクする日が来るなんて思ってもみなかった
「せいくん。これどうするの?」
二人で並んでキッチンに立つことが幸せで何をするにもその一つ一つを噛み締める
「隅田君たちもう来る頃かな?」
「ですね」
ピンポーン
「あ。きたきた」
朝陽さんにキッチンを任せ玄関に向かうと宮部たちだった
「あれ?早かったな」
「嶺の仕事が早めに終わったから」
「って…それ衣裳のままじゃん」
「着替える時間くれなくて…もともとこれ気に入ったから買い取る予定だったので良いんですけど…」
「嶺の服は小松くんが預かってくれるから」
小松はその後俺の事務所で働き自分のブランドを立ち上げていた。
今回のドラマの衣装は嶺の指名で小松のが採用されていた
「あの小松くんがこんなに有名になっちゃうなんてね」
あの文化祭のとき彼の技術に言葉を失った。
あまりにも凄すぎて直ぐにでもほしいと思った
小松くんは快く承諾してくれ高校卒業後うちで頑張ってくれていた
小松はデザインセンスも良く事務所のものみんなの薦めでうちの傘下で自らのブランドを作り上げた
メンズ、レディース、キッズそれだけに留まらずジュエリーなんかも手掛けているしコスプレ用の衣装もある。それらはカイの店にも卸している
「小松くんもくればよかったのに」
「今日はデートですって」
「そっか」
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