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年末年始 隅田家

「はるちゃんはるちゃん」 「ん~?どした?さくら」 「ねぇねぇ。今日は遅くまで起きてていいんだよね?」 「今日だけね」 「やたぁー」 とか言いながら毎年さくらはいつもの時間に寝ちゃうんだよね… 数時間後…やはりうとうとし始めたさくらの背中をトントンたたく 「は…ちゃ…だめ…寝ちゃう…」 完全に力の抜けたさくらを抱き寝室へ運んだ 「遥菜…明日も怒られちゃうね」 「仕方ないでしょ。かえでも寝ちゃったから寝かせてくるね」 「うん」 暫くして戻ってきた奏多が俺を後ろから抱き締めた 「はる」 「ん?」 「今年もありがとう」 「ん。こちらこそ。ちゅっ」 「んっ…はるっ…」 「奏多…愛してる…」 「俺も…」 俺達の甘い時間が始まる… 「もう一人ぐらい頑張っちゃう?」 「ばか…まだだめっんっ…」 「んっ…でも…年明けまでいい?」 「はるの変態…」 「そんな俺が好きなくせに」 「五月蠅い…」 しんしんと雪が降り積もる中熱く絡み合いながら愛を確かめる これからもずっと一緒にいようね

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