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揺れる 2
毎回取り終えたら必ず3日ほど休みをもらうようにしていた。
なので今日から休み。
せいくんは仕事で一先ず初日はゆっくりすごそうと思ったのだけれど…
朝から吐き気が収まらなくて病院に向かった
ただの風邪だろう…そのくらいの気持ちで向かったのだけれど…
「ご懐妊ですね」
「え…!!」
確かに避妊もしていなかったしあの行為は良くしていた。それにいつできてもいいって思っていた
投薬も進んでいたのでおかしいことなんて何一つ無いんだけれど…
でも…ハードな仕事を昨日までやっていたから大丈夫なのか…とか色々なことが駆け巡り多少不安に揺れた
これからせいくんは繁忙期にはいる…どのタイミングで話そう…
「…」
無言で俯く僕を心配そうにお医者様が覗き込んでいる
「相馬さん?何か不安ですか?」
「いえ…あの…昨日まで結構派手なアクションものを撮っていたので大丈夫なのかと…」
「大丈夫ですよ。安心してください。あまり考えない方がいい。考えすぎるとストレスになってかえっていけませんから。ご主人とまず、お話してみてください」
丁度先日12.13で旅行にいく約束をしていたのでそれまで整理しようと思い帰宅した。
まずは凜さんにお話ししないと…
「もしもし。お疲れ様です。凜さん」
「朝陽くん。お疲れ様どうしたの?」
「お話があるのですがこれから事務所に向かってもよろしいですか?」
「えぇ。待ってるわ」
事務所に車を走らせ社長室へ向かった。途中霞くんとすれ違う。
霞くんは婚約発表をしていて今はあまりここには来ていなくて久しぶりに顔を見た
「華陵院さん。お疲れ様です」
霞くんはとても色っぽくなったと思う。可愛らしいだけでなく大人っぽくなったからそう思うのかもしれないけれど
「お久しぶりだね。莉音さんは元気?」
「はい!仕事忙しそうですが元気にしていますよ。お会いできて良かった。あの…これ…婚約パーティーの招待状です。良ければ相馬さんといらしてください」
「ありがとう」
「じゃあ失礼します」
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