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第6話 一番食べたいモノ
「ふふふ……。すっごい良かったよ」
俺の口の中に白い欲望をぶちまけたばかりだというのに、恭二くんは余裕たっぷりに俺の顔を覗き込んでいる。
俺はというと、射精の快感に腰が砕けて満足に動くことさえ叶わないというのに。
「前よりおしゃぶり上手になったね。教え込んだ甲斐があって、ぼくも嬉しいよ。洋平も……ぼくのをおしゃぶりしててすっごい感じちゃったんだね。ピクピクしてて可愛いなあ」
こんなに穢れまくった行為をしているにもかかわらず、オシベとメシベも知らない無垢な少女のような顔で、恭二くんは俺に話しかけるのだ。
でも残念ながら、俺には話しに応えられるだけの余裕がない。
エプロンの下で未だに脈打つチンコからは、射精直後のなんとも言えない快感が次々に湧き起こってきて、俺の脳髄にとろけるようなショックを与え続けているのだから。
「どうしたの洋平? あれ~もしかして……」
恭二くんの手が、エプロンの縁にかけられる。
あ、今はダメ! マジでヤバイ……!
なんて心の声が届く訳もなく、水色レースのエプロンは、なんの抵抗もなくぺろんとめくられてしまった。
姿を現すのは、自分の精液で白く染まったチンコと、大きなシミのついたエプロンの裏地だ。今このときにも精液がしみ込んでしまっていることだろう。
「アハ! ぼくのを舐めてただけでイっちゃったんだ。……あ~あ。姉さんのエプロン汚しちゃったね」
「だ、だってそれは恭二くんが……ひぅっ!!」
不意に股間に走った刺激に、変な声が出てしまった。
見ると、恭二くんの長い細やかな指が、俺のチンコを握ってゆっくりと上下に動かしている。
「な……なに……を……ぅアッ!?」
キレイな指を白く穢して、恭二くんが俺のチンコをさすっていく。
まるで娼婦と聖女の二面性を持つかのように、優雅に、淫らに、官能的に、美しく。
「こんなにいっぱい出しても、まだまだ元気一杯だから、物足りないかと思ってね」
「そ、そんなこと……」
ない、という言葉が続かない。
だって、俺の身体はまだまだ恭二くんを欲して火照っているのだから。
「ダメ……まだ、ビンカン……ッ……あ、ア、ァ、気持ち……イイ……」
「ふふ……。いいよその顔……。洋平の感じてる顔、すっごいソソる……」
指の動きと連動して、恭二くんの舌が、太ももの付け根を這いずりだした。
決してサオやタマには触れずに、焦らすように、嬲るように、一番イイところの周辺をねっとりと愛撫される。
イかせるつもりはないのだろう。手の動きは緩やかで、悶えるような刺激を与えてくる。
チンコがピクピクと脈を打つ。精液と新たな先走りが混ざって雑じってぐちゃぐちゃで。
あ、あ、このまま、頭、おかしく、なりそ……。
「ふふふ……。このままじゃツラいよね。そろそろ、洋平の一番食べたいモノを、一番食べたい場所で食べさせてあげるね」
恭二くんの手が、俺のチンコから離れていった。
舌も離れ、恭二くんの身体ごと、少し離れた。
半分白くなった頭と、涙で霞んだ視界の中で、立ち上がりこっちを見ている恭二くんの姿が見えた。
再び雄々しく反り返ったチンコに、手についた俺の精液を潤滑油のように塗り込んでいる恭二くんの姿が見えた。
「ぼくも、もうガマンできないから……」
そう言いながら、俺の足の間に身体を入れて、自身の持つ凶棒を俺のケツ穴へとぴとりと付けた。
「いくよ……」
言い終わる前に、肉壁をメリメリと掻き分けながら、恭二くんが、俺の体内 へと入ってきた。
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