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第5話 ご奉仕

「へえ? ご奉仕ってなにしてくれるの?」  俺は無言でその場に座り込むと、恭二くんの組んだ足から靴下をゆっくりと脱がせた。  そして……。  テレビの音声に混じって、ぴちゃぴちゃという濡れた音が、室内に響き始める。 「……んっ…………あむっ……ぷはぁ……んぐ……」  指の一本一本の汗も汚れも全部舐めとるように、俺の舌が恭二くんの足を這いずり回る。  夏場の足は少し臭った。でもその臭いが、俺の脳を狂わせる。  だってこれは、俺が求めて求めて止まない恭二くんの臭いだから。  頭をとろけさせ、すでに爆発寸前まで高まっているキカン銃に、どんどんどんどんエネルギーを送り込む。 「美味しい?」 「ふぁい……とっれもおいひいれす……」  口が上手く回らない。夢中になって舐めあげる。  恭二くんの足がどろどろになり、余すところなく俺の唾液にまみれた頃、恭二くんはすっと足を下げた。 「え、あの……」 「ちゃんとご奉仕できたご褒美に、」  すくっと立ち上がった恭二くんの股間が盛り上がっていた。  ああ……。俺の奉仕で恭二くんも興奮してくれたのか。  カチャカチャとベルトを外す音。  姿を現したのは、特大サイズの剛棒だ。  恭二くんのチンコはデカい。情けないけど、俺の二周りはデカい特上品だ。  顔に似合わず、こんな凶暴な凶器を持っている。  これに今からご奉仕できると思うだけで、俺の並チンコも震えてきてしまう。 「なにぼーっとしてるの? 洋平のせいでこんなになっちゃったんだから……わかるよね?」 「は、はい……」  身体を伸ばして、恭二くんの股間に顔を近づける。  足とは違う恭二くんの強烈な臭いに頭がくらくらする。  ああ……。ガマンできない……! 「あぐっ……んん……」  男の口でも咥えるのがやっとの肉棒に舌を絡め、頬肉を使ってシゴいていく。  もう俺の口の中は恭二くんの臭いでいっぱいだ。恭二くんの存在でいっぱいだ。  それが嬉しくて、離したくなくて、一心不乱に吸い上げる。 「……っあ……。イイ、よ……洋平……ッ!」  恭二くんの手が俺の頭を鷲掴みにした。足もガクガク震えてる。  恭二くんが感じてくれてるのが嬉しくて、俺は無我夢中で頭を振った。舌を絡めた。口全体でシゴきまくった。  チンコをピクピクと痙攣させながら、恭二くんも腰を動かした。  俺の喉の一番奥深くまで叩きつけるように、頭を握る手に思いっきり力を込めて。 「っハ……最ッ高……ァア……!」  腰の動きが早くなる。俺の口穴をじゅぼじゅぼ鳴かせながら前後運動を繰り返す。  あ……こんな、されたら、俺、も……。 「よう、へい……ッ……! イク……ッ! ……ッアァァ!!」  恭二くんのチンコがハジけ、白濁液が濁流のように口内に発射される。  触発されたように、エプロンの下の俺のチンコもハジけ、妻のエプロンを裏から穢す。  頭が真っ白になり、恭二くんの精液を上手く飲みきれない。  口の端からぽたぽたこぼれて、エプロンに大きなシミを作る。  恭二くんがビクビク震えるたびに溢れ出る白い液体が、俺の口内を穢していく。体内に侵入する。エプロンを染めていく。  恭二くんが頭から手を離す。  支えを失った俺は、足の踏ん張りも効かず、そのまま仰向けにごろんと転がってしまった。  手足に力が入らない。起き上がるのが困難だ。  ただ、チンコだけは、エプロンを穢しピクピク痙攣しながらも、硬さを保ったまま天井を見上げていた。

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