82 / 96

年納め

お久しぶり、でしょうか Rosenです あと数日で今年が終わります fujossyを始めてまだ数ヶ月ですがお世話になりました Twitterではイキイキと自創作バリバリ活動してましたが割とやる事(でもやってない)あって忙しい事で クリスマスなのに一つもお話をあげられなかったのはちょっと悔しいです なのでプチ、クリスマス(一日遅れ)の小話でも 「クリスマス、ですか?」 「あぁ、どこかに出かけないか?丁度俺も休みだし」 クリスマス、とは一般的に家族と一緒に過ごしプレゼントを交換など素敵なイベントなのだろう。 でも俺は生憎そんな記憶を持ち合わせておらず、その日も日常と変わりないものだと思っていた。 「いいですよ」 「っはぁ〜良かった…断られたらどうしようかと」 「?俺はいつでも暇ですし、黒木さんと出かけられるなら嬉しいです」 「この子……なんという殺し文句を」 可愛い可愛いと抱きしめられ、その温もりに身体を預ける。 たまにおかしな事を言うけど、なんとなく気にしなくていいのかなって。 「恋人になってから、初めてのデートだね」 「!は、はい」 「ふふ、楽しみだなぁ」 そう言って無邪気に笑う俺の恋人はいつ見ても可愛くて、かっこいい。 無意識に顔がぽぽ、と赤くなってしまうのは今でも慣れない証拠だ。 「は〜美味しかった」 「すごかったですね、いったいいくらしたんですか……?」 連れてかれた店は見た目からして凄く高級感溢れるお店で。 即帰りたくなった。いや俺あんな店入ったことないもん怖い。 黒木さんの後ろをついていって、テーブルに案内され黒木さんが次々と注文していった。 運ばれてきた料理は綺麗に盛りつけられていて正直緊張して味なんてあまり覚えていない。 でも、黒木さんと一緒にいれるだけでもすごく幸せで良かった。 「まぁお値段は相応かな。そんなに心配しなくても大人のお金なんだから気にしないで」 「は、はぁ……」 「はい、これ」 「?」 「プレゼント」 「!いいんですか…?」 「いいからあげるんでしょ、綺月につけて欲しくて」 「中開けてもいいですか?」 「どうぞ」 袋の中を開けると、そこにはふわふわと柔らかく少し長めの赤と黒のチェックのマフラーが入っていた。 「綺月マフラー持ってないでしょ?この時期寒いし、なんならお揃いの……ってうお!?」 あまりの嬉しさに身体に抱きつく。 俺の事、考えてくれてたんだ、そう思うと嬉しくて嬉しくて胸が熱くなる。 「俺、すっごく嬉しいです………でも、俺何もあげられなくてすいません」 「いや気にしなくて大丈夫だよ?こうやって綺月と過ごせただけでも十分嬉しいから」 「むぅ………!黒木さん、目瞑って」 「?うん」 俺は、黒木さんの唇に自分の唇を触れさせた。 少しだけカサついた唇、今度リップでも買ってあげようか、なんて思って。 「!?っ!?」 「えと、その……プレゼントは俺、なんて」 「はぁああ………綺月が、綺月がえっち」 「!?」 やっぱり黒木さんの発言はたまに分からない。 いかがでしょうか。実はbeloveの方もちょっと活動休止してて小説書くの久しぶりなんですよ(汗) それでは皆さん、良いお年をお迎えください Rosen

ともだちにシェアしよう!