53 / 168

第53話

そして猛獣エリアへやって来ると虎や豹、ライオンが待っている。 「やっぱカッコいいなぁ~ あ、陽介はライオンっぽいよね。」 「俺はライオンなの?」 「うん、陽介って華があって怒ると怖そう。」 「なんだそれ。」 そんなよく分からない会話をしながら今度は触れ合いコーナーへとやって来た。 そこには兎やモルモット、ヤギ、羊がいて触れ合えるとあって希一ははしゃいでいた。 「見て見て可愛い!!」 兎を抱っこして満面の笑みを見せる希一。 それを見て陽介は思わずスマホを取り出して写真を撮ってしまった。 「俺の写真撮ったの? それなら代わるよ陽介の写真撮ってあげる。」 「俺はいいよ。 希一を撮りたいだけだから。」 「そうなの?俺を撮るなんて変わってる。」 そう言うけどお前相当可愛いぞ? なんて言ったらそんなことないと拗ねそうだから言わないでおく。 思う存分動物と触れ合った希一は凄く満足そうだ。 「腹減ったな何食う?」 「う~ん俺は何でもいいけど……」 「じゃあ近くのファミレスとかでも大丈夫か?」 「うん、いいよ。」 と言うことで最寄りのファミレスへ入った二人 席へ座りメニューを見る。

ともだちにシェアしよう!