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68 入社三年目6月。

『ん…』 目を擦りながら薄っすら目を開けると目の前には小宮さんの顔があった。 あっ…そうか。 昨日一緒に寝て… あれから色々な話をして、キスをして、眠りについた。 小宮さんの腕の中は温かくて気持ちいい。 ただ… 今が冬ならもっといいのに… 暑い。ジメジメ暑くて、汗ばむ。 俺、汗臭くないかな? それが気になり小宮さんの腕をどけて離れようとした。 『ん?山崎?おはよ。』 『お、おはようございます!!』 『どした?』 『いや、俺汗かいちゃって…汗臭いかな?と思って…』 『そんなこといいからこっち来て。』 せっかく離れたのにグイッと腕を引かれ、また小宮さんの腕の中にスッポリ収まってしまった。 176cmの大人の男をスッポリと包み込むって… どんだけ抱擁力あるんだよ。 って、なんか意味違うか? そう言えば小宮さんって身長何cmなんだろう? 『あの…小宮さんって身長何cmですか?』 『身長か…たぶん186か187ってとこだと思うんだけどな…』 『なるほど。』 俺と10cmも違う。 通りでシュッとしているわけだ。 小宮さんは何をやってもさまになるし、スマートだ。 そういうところもかっこいい… 『山崎、今日は時間あるのか?』 『あっ…はい!!特に予定はないです。』 『よかった。じゃぁもうちょっとこのまま…』 そう言って小宮さんは俺に抱きついた。 こういうところは可愛くて… かっこよかったり、可愛かったり… 俺、この人にメロメロなんだな…そう思う。 幸せすぎるこのひと時を、俺も堪能したのだった。

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