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82 入社三年目11月。
『あっ…ダメです!!』
何度も何度もジュボジュボと吸い上げられて、限界に達した俺はそう叫んで小宮さんの口から引き抜こうとする。
それでも許してくれなくて…
『ダメ…イっちゃいますって…!!!』
首を横に何度も振りながら小宮さんの頭を剥がそうと必死になるが、小宮さんはビクともしない。
先の方をおもいっきりチュクッと吸われた瞬間…
『あぁあっ………』
俺は呆気なく小宮さんの口の中でイってしまった。
暫く放心状態の俺だったが、ハッと我に返り小宮さんを見ると、喉がゴクリと動いた。
『あっ!!ちょっ!!!汚いから吐いてください!!!』
ガバッと起き上がり小宮さんに腕を伸ばすと抱きしめられた。
『山崎のだから汚くない。』
そんなことを言われ素直に嬉しいと思ってしまう自分って…
『俺も…小宮さんの舐めます。』
『いや、無理しなくていいよ。俺は自分がしたくてそうしただけだから。』
『俺も、自分がそうしたいんです。』
そう言うと座っている小宮さんの股の間に入り、そっと唇を当てる。
やり方はよくわからないが、イメージは昔何度も見たAVと、今小宮さんにされていた感覚で頑張ろう。そう決めたのだった。
『山崎…』
すごく掠れた声で呼ばれ背中がゾクリとする。
一生懸命舐める俺の頭を何度も優しく撫でて名前を呼んでくれる。
一回イったはずの俺のモノは、自分が愛撫を受けていないにも関わらずギンギンだ。
俺のよりも大きなモノは口に含むと喉へと到達しそうで、嗚咽をもらしてしまいそうになったが我慢した。
小宮さんを気持ちよくしたい…その一心で舐め続ける。
『ストップ。』
そう言われ、俺は言葉通り止まる。
『すみません!!気持ちよくないですか…』
止められ、自分がヘタクソだからだと少し落ち込む。
『逆。その逆だよ。気持ちよすぎてイっちゃいそうだから止めた。』
『えっ?』
『山崎でイキたいんだけど…』
面と向かって言われどういうことだろうと少し考えたが、意味がわかりカァっと耳まで赤くなるのがわかる。
『いい?』
優しく聞かれ俺は頷いた。
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