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決戦後

ロッカーで着替えて教室に戻ると、先に着替えて教室にいた創が、女子に化粧を落としてもらってた。あーあ、別にそのまんまでも良かったのに。あ、でも何もしなくても可愛いけどな。 オレに気付いた創がふわりと笑ってくれる。うわあ、天使だ。 すぐに隣に駆け寄って座り、ぎゅーっと抱きしめた。いい匂い。 「お疲れ様」 「サンキュ」 創が笑ってくれるだけで、一気に疲れが吹き飛ぶ気がする。だってほら、体が軽くなった。 抱き上げて膝に座らせる。すぐに首に手を回して抱きついてきた。 「すっごくかっこ良かったよ」 「へへっ、創も超可愛かった」 ホント、冗談抜きで誰にも見せたくないくらい可愛かった。 「ジャスティン、お前今日は大介んとこ泊まれ」 「はあ??意味わかんねーし!」 帰りのホームルームで上機嫌の菅原が再び創をマネージャーに誘って案の定断られて撃沈し、一気に暗くなったところで、邪魔者をどうするか考えてみた。 すぐに答えが浮かんでジャスティンに言ったのに、大介から返事が返ってきた。 「創とヤるから」 「直球だな」 「決まり。な?」 とりあえずは一旦四人で家に帰り、着替えとか用意してジャスティンと大介が帰る事にした。

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