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お二人様
【大介side】
「あいつら…マジありえねー!」
「はは……」
急遽ジャスティンが家に泊まりに来る事になった。
着替えとかを用意してるジャスティンを双子の家の玄関で待つ間に母さんにメールすると、すぐに電話が掛かってくる。
『ちょっと、ホントに??』
「あー、急なんだけど平気?」
『もちろん!ジャスティンくん嫌いなものとか無いか聞いといて!』
「ん、わかった」
『いやーん、超楽しみっ!』
「え、なんかテンション高いんだけど…」
『そりゃ息子の彼氏が改めて家に来るんだもん、当然じゃない!』
「はあっ??ちょ、なに…っ!」
『母さん今ちょうど買い物してるし、頑張ってご飯作るからっ!』
まあ、断られなくてよかったけどさ、あの調子だと夕飯凄そうだな…
それからすぐにジャスティンがきた。
「すまない、遅くなったな」
「やー、大丈夫。オッケー?」
「ああ、……ダイスケ、」
ドアノブにかけていた手をそのままにん?と振り返れば、顎を掴まれて一瞬だけ唇が重なる。
気付いた時にはもう離れていて、目の前に嬉しそうに笑うジャスティンの顔があった。
「な、なにすん…!」
「いたた、ダイスケ、痛い」
「うっせー!」
がすがすとその厚い胸板に頭突きをかましてやる。
俺、絶対耳まで真っ赤だ。熱い。
あーくそっ、相変わらずイイ体してんなあ…
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