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まるで飢えた狼

意識を飛ばした創の体を抱きしめて、中からちんこを引き抜く。 ゆっくりと抱き上げて風呂場へと運んで、汚れた体を綺麗にしてやった。 「あーあ、やっぱダメだよな…」 中に出したオレの精液を残らず掻き出してやらないといけない。でも、創の中にずっと入れときたい。 入れといたからって吸収されるわけじゃないんだけど。ほら、出てきた。 うーん、我ながらいっぱい出したよな… 「やっぱ口に出すのがいいのか?けど創の中にいたいし…」 「……ん、…け、ぇ?」 バスタオルで創を包み込んでベッドに下ろしたところで、創がゆっくりと瞼を開けた。 隣に横になって、まだ濡れてる創の髪を撫でる。うっとりと目を閉じて、体ごと擦り寄ってきた。猫みたい。可愛い。 「なあ創、オレ、今日かっこよかった?」 「うん…もうこれ以上好きになれないと思ってたけど、もっと好きになった」 「創も、超絶可愛かった。勃たせなかったから褒めて?」 「ふふ、何それ」 だってさ、もんのすごく可愛かったんだぞ?あれ二人の時にやられたら絶対勃つって! あ、そういえば… 「あの衣装って正木に返したの?」 「ううん、サイズぴったりに作ったからあげるって言われたよ」 ナイス正木!てか手芸部すげえ! 「なあなあ、次はあれ着て?」 「ん、また今度ね…ごめん、ねむい…」 創の瞼がとろんとしてきた。 擦り寄ってくる体を抱き寄せて、腕の中に収める。 あー、すげえ幸せ。 「ぁ、継、ごはん…」 「そんなん後でオレが作るから」 「うん…おやすみ」 ちゅっと唇を重ねると、はにかむように微笑んで瞼をくっつけた。 すぐに聞こえてくる寝息。上下する肩にタオルケットを掛けてやって、オレも目を閉じた。

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