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まるで勢いよく振る尻尾が見えるよう

【大介side】 双子の家を出て歩き始める。 まだ夕方、ちょっとくらい寄り道したっていいよな?母さんまだ買い物してんだろうし。 「なあ、ちょっとやってかね?」 ジャスティンの荷物をちらりと確認してから、すぐそこの公園を指差した。 そこは俺達がよく行くわりと大きめな公園で、芝生の丘の向こうにはバスケのコートが一面ある。休日の昼間とかは近所の子供がいっぱいいて相手してやったりするけど、今は誰もいないのが見えたから。 「…二人、で?」 「ん、いいだろ?」 「もちろん!」 すっげえ嬉しそうに笑うよな、こいつ。 犬みたい。耳と尻尾どこだ?ブンブン振り回してんだろうなきっと。

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