295 / 507
番外編…ハッピー?ハロウィン
*中の人より*
このお話は本編より数ヶ月後で、ジャスティンさんが本国に戻っているため登場しません。
今日はハロウィンらしい。なんか創がやたらとお菓子いっぱいもらっててニッコニコだった。
二人と別れた帰り道、夕陽なんかとっくに沈んだ空を見上げると、飛行機の光がチカチカしてるのが見える。
…別に、あのバカの事なんて思い出してなんかやらねえけどな。
「ただいまー」
部屋に向かう前にキッチンに顔を出すと、母さんがなんだか色々と作ってた。いい匂いがする。
母さんは毎年かぼちゃのシチューを作ってくれるんだけど、これがなかなか美味いんだよな。
「おかえりー。なんか荷物届いてるから、机の上に置いといたわよ」
「俺に?なんだろ…」
不思議に思いながら部屋に行くと、言われた通り机の上に小さな箱が乗っていた。差出人は…
「あんのバカ…」
ため息を一つ零し、ゆっくりと箱の包みを剥がしていく。
蓋を開けたら、中にはメッセージカードと色とりどりの飴が入っていた。緑の飴を一つ摘まんで口に放り込む。
「…あま」
空のように鮮やかな、碧いカード。
それは、何かを思い出してしまう色で。
「…バカだな、俺も」
きっと今頃起き出しただろうか。まあそんな事は関係ないけど。俺が今話したいから電話してやるんだから出ろ。
カバンからスマホを取り出して、見慣れた通話画面を表示させた。
………………
なんか切なくなっちゃったので打ち切り…
しかし大ちゃんのツンデレ具合が自分でも可愛くてたまりません。
ともだちにシェアしよう!

