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二日目の朝

【創side】 翌朝はあまりよくない目覚め。でも継が待ってるから電話しなきゃ。 枕元のスマホを手に取り、継に掛ける。 『はよっ!』 「わ、おはよ…」 呼び出し音したっけ?通話ボタン押したらすぐ繋がったよ。 もしかして、継もよく寝れなかったのかなあ? 『なあ、今日は何時ごろ来れそう?』 「うーん、先に林先生のとこ行くから…あ、継はちゃんと一緒に練習しなきゃだめだよ?」 『…だって、創に早く会いたい』 「だ め だ よ ?」 『はい』 確か吹奏楽部は午前中に練習だったはず。お昼ご飯作ってあげられるかな? そしたら買い物してからだし、11時くらい?そうめんなら一人で持てるよね。 「ね、お昼そうめんでいいか梅さんにきいてみてくれる?」 『ん、わかった』 それからすぐ後ろが騒がしくなって、集合の声が聞こえてきた。 「継、今日も頑張ってね?」 『ん、行ってきます』 「行ってらっしゃい」 よし、着替えよ…
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