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第1話

「…っふ、ぁ」 「ん、可愛いよ、継」 ちゅ、とわざとらしく音を鳴らして、その柔らかな唇を喰む。その行為にさえ、敏感になった体が正直に反応していた。 「ふふ、締まった」 「るっ、せ…」 細く長い指を絡ませながら、最奥を目指して推し進める。 継のナカは柔らかくて、それでいてぎゅっと締め付けてきて、トロトロで。 「そ、ぉ…?」 「ん、ごめん、気持ちよくてぼーっとしてた」 「はっ、なんだよソレ」 くすくすと笑いながら、繋いだ指をぺろりと舐める継。まるで、見せ付けるかのようにゆっくりと紅い舌を絡めてくる。 煽ってる。だって、ずっと視線を合わせたままだもん。 「オレのナカが気持ちいのは当たり前だろ?」 「ん、そうだね」 そう、最初はひとつだった。 だから、またひとつになった。

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