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二人でデート
ええと…どうしてこうなった?
オレは今、ショッピングモールの人気のない階段で、双子の兄にフェラされてます。
「ん…創、…」
静かな階段に、ぴちゃぴちゃという卑猥な音とオレの荒い息遣いが響く。
ぴったりと壁に凭れ掛かって、力の抜けそうな膝を必死に立てる。
あーダメだ、すんげー気持ちい…
ちょっとでも気を抜くと全部持ってかれる。そんくらいヤバいんだよ、創のフェラは。
「…ふふ、可愛い。気持ちいい?」
「ぁ、んん…」
もうこくこくと頷くしか出来ないくらい気持ちいです。
ピアノレッスンの賜物なのか、五本の指先それぞれに動きが行き渡って、力加減も違う。
ざらついた舌をねっとりと絡めて、これまた絶妙な加減で吸い取る。先端部分を口に含んで、窪みに歯を立てられた瞬間、体が跳ねた。
「んあっ、創、ヤバいって…!」
「いいよ、出して」
「んんっ…く、あぁ…っ!」
どくどくと流れ出る感覚がして、呆気なく創の口に全て出してしまった。
情けなさと恥ずかしさと快感の余韻とかなんか色々混じって、ぺろりと紅い舌で唇を舐める創を直視出来ない。
壁に凭れたままズルズルとしゃがみ込むオレの頭を撫でた創の手を引いて、ぎゅーっと抱き締めた。
「はあっ、もう…どうしてくれんだよ創」
「ごめんね、怒った?」
ため息とともに腕の中に閉じ込めた創の髪を撫でた。
もぞもぞしてる。可愛い。
そんな上目遣いで見るなよ、また勃つだろもー!
「怒ってない。可愛い。ヤバい」
「ふふ、継も可愛いよ」
「オレはかっこいいの!」
オレはかっこいいはず。うん。
だから、呆気なくイったのがかっこ悪くて恥ずかしさ倍増なんだよ…
「創、可愛い」
「うん、ありがと。継も可愛いよ」
「オレはかっこいいの」
「ん、そうだね。世界一かっこいいよ」
「ほんと?」
「うん、大好き」
「オレも。愛してる」
「ふふ、ありがと」
「じゃあちゅーして」
「ん、…」
ショッピングモールの階段で何やってんだか…
創の言動一つで、嬉しくなったり凹んだり幸せだったりテンション上がったり下がったり。
そんだけ創が可愛くて可愛くて仕方ないって事。
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