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いただきます
「んああっ、やっ、それ…やめ、ッ!」
「やめない。可愛いな、マジで」
ナカに入れた指で壁を広げるように動かす。
痛くないように。オレを感じてくれるように。
「ふああぁっ、ひんっ!や、ぁんっ!」
「気持ちい?」
「んっんんーっ!」
「こら、指噛むなって」
ギュッと握り締めた手を口元に充てて、そこに歯を立てて声を抑えてる。指にケガでもしたら、ピアノ弾けなくなんだろうに…
でも、そんなのは建前で。
「握んならコッチな」
「は、あッ、けぇ…」
切なげに眉を顰める創の手を取り、甲に口付けた。
前に創がおとぎ話に出てくる王子様みたい、なんて言って笑ってたけど、オレはいつでも大好きな創の王子様でいたいんだ。少しくらいカッコつけたっていいだろ?
「ん、継…やっぱり、継はかっこいいね」
「だろ?」
ふわりと微笑む創に笑い返した。
オレが王子様なら、創は…
「お姫様、もう入れたいんだけど」
「…王子の望むままに」
ぐぷり。ゆっくりと創のナカに入っていく。少し入れただけで痛みと異物感で握られる手を優しく握り返し、涙の浮かぶ目元をそっと舐めた。
創と一つになるのは好き。でもこの瞬間は嫌だ。大好きな創を苦しめてるから。
「っぅ、あ…はっ、あっ、…」
「ごめ、ん…痛いよな…」
「は…け、え…キス、して」
下から見上げる創の唇にちゅ、と口付けて、じっと見つめた。
可愛い。
「継、大丈夫だから。ね?」
「ん…ごめ「次謝ったらもうしないからね」…はい」
「…早く、奥まで入れて?」
「ッ、くそっ、可愛いなちくしょーっ!」
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