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目は口ほどに物を言う

【大介side】 正木が女子の輪に戻るのと同じくらいに、継達が購買から帰って来た。 いつものように椅子を持って集まり、ワイワイと他愛ない事を話しながら昼飯食って、創と継がイチャイチャして。そのはずだった。 「ダイスケの事は、二人からよく聞いてたんだ」 「え、…」 まただ。あの碧い目でじっと見つめてくる。吸い込まれそうなほどに深い碧。けれど、とても優しい瞳。 なぜだか、その瞳で見られると、金縛りにでもあったかのように体が動かなくなった。 「遠い日本にいる、オレと同じ二人の幼馴染み。いつか、会ってみたかった」 ニコリと人懐こい笑顔を浮かべて、買ってきた焼きそばパンにかじりついてる。思いの外美味かったみたいで、碧い目が更に細まった。 それがなんか可愛いとか思ったのは、きっと気のせいだ。

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