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甘いのは君

【継side】 「ほら、落とすなよ?」 「ありがと。うわ、美味しそ」 創の好きな桃のクレープを手渡すと、嬉しそうに笑ってくれる。たったこれだけで、さっきジャスティンに笑いかけていたのを許してやろうとか思えてしまうくらい、創が好き過ぎるオレもどうなのか。 隣に座る創の右膝に自分の左膝をそっと触れるように座り直すと、紅い舌でクリームを舐め取る創がこっちを見てくる。 「はい、食べる?」 すっと差し出されたクレープ。それをすり抜けて創の顎を掴んでこちらを向かせ、唇を舐めてやった。 一瞬で何が起こっているか理解したらしく、左足をギュッと抓られる。 「ってぇ!」 「もぉっ、あんまバカな事しないでよね」 「てゆーか俺らの存在忘れてね?」 「いや、そういう問題じゃないだろうダイスケ」 向かいに座ってた二人の影に隠れるからいいかなーと思ったんだよ。 つーかさ、なんだかんだこの二人仲良くなってんじゃん。

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