僕とうーちゃんはいつも一緒。どこに行くにも何をするのも一緒。 幼かった僕はずっとずっと一緒に居られると疑いもせずに過ごしていた。 今日はうーちゃんと同じお仕事。灯…うーちゃんのお母さんの灯ちゃんと一緒にお仕事へ行く 今日のお仕事はお洋服のモデルさん。いつもカッコいいお洋服が沢山着れるから嬉しい。 うーちゃんはすっごくすっごくカッコいいんだ。周りの大人が言っているもん。 一緒にいると僕も褒めてもらえるから嬉しい。自慢のお友達。大好きなお友達。 大きくなったら結婚するんだ。そしたらずっとずっと一緒にいられるって誰かが言っていたもん。 僕はずっと一緒だって信じてた…でもね…小学校に行き始めて僕はモデルさんのお仕事は辞めちゃったからうーちゃんと過ごせる時間が少なくなった。他のお友達と遊ぶことが増えていったんだ。 でもやっぱりうーちゃんは1番大好きだから遊びたい…会いたい…そんなこと思ってお家に行っても うーちゃんはいないことも増えた。 「今日もうーちゃんいない…うーちゃんうーちゃん…」 悲しくてうーちゃんがいない日は沢山泣いた。