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Epilogue
【side柚葉 】
「久しぶり、朱寧」
朱寧が死んでから数年が経ち、俺は20歳になった。
今日は俺の誕生日……
俺は、この日に毎年命日とは別にお墓参りに来ていた。
俺が成長して元気にやっていることを伝えるため。
誕生日なら誰にも邪魔されることなくここに来れる
いつものように話しかけながらお墓を掃除し、新しい茜色の花を供えて帰ろうとすると、お墓の管理人が後ろにいて、ニコッと笑った。
「貴方が柚葉さんですか?」
「はい、柚葉ですが…」
すると、管理人さんは
「これは、貴方宛てのものです。受け取り下さい」といって、黄色の封筒を渡してきた。
俺が受け取るのを確認すると、管理人さんはまたニコッと笑って消えていった。
「手紙?」
そう思ってよく見ると……
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