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甘い罠 2
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「はぁ?今何て言った?」
「だから、………好きなんです。」
「好きって…言われても……なぁ」
「望月先生は僕のこと…嫌いですか?」
「好きも嫌いも……俺、おまえのことそこまで知らなねーし。それに、男同士で、ましてひと回り以上も年下の生徒に意識するとかないだろ……普通に考えて。」
「……………そう言われると思ってました。でも、……好きになってしまったんです、望月先生のことを……」
こんなことドラマか小説の中の世界だけだと思っていた。
放課後の誰もいない教室で、教師が生徒から“愛の告白”を受ける……
これが男女なら、まぁよく聞く展開だ。
ただし、俺の目の前にいるやたら真っ直ぐに気持ちをぶつけてくるこいつは“男”だ………
男同士の恋愛に偏見をもってるわけじゃない、恋愛なんて自由だし好きなら仕方ないと思う。
生徒と教師ってのも、まぁ…別にバレなきゃいいんじゃねーのってくらいの感覚だった。
だけど、これが自分のこととなると話は別だ。
しかも、こんな真面目を絵に書いたようなこいつが俺を好きとか………余計に罪悪感が湧き出てくる。
苦手なんだよなぁ……
こういうタイプ
「………先生!先生、聞いてるんですか!!」
「あーごめんごめん、聞いてるよ?」
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