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蒼い純情 15

快感には勝てない。 つか、罪悪感もなにもあったもんじゃねーし。 そんな曖昧な気持ちを悟ったかのように俺のを更に強く吸って出し入れされ、 「……はぁ……ッ……はぁ……あぁ……ッ」 更にはガチガチに硬くなったソレを手を使って扱き、舌先は先端を愛撫してくる。 それはまるで、 “もっと感じて” と言われてるように 「……ん……あッ……」 「もふッ……けんかい……?」 「……咥えながら……ッ……しゃべん……なッ……」 そしてそのまま拗ねた目で俺を見上げたと同時に裏筋を舌先でなぞられ、一気に吐精感が増す。 「……おまっ……ッ……あああッ……!!」 その顔は反則だろと言おうとした瞬間またきゅーと吸われ俺は呆気なくイってしまった。 そして目線を合わせたままゴクリと喉を鳴らしながら俺のを躊躇いなく飲み込むと、 「僕の顔に……何かついてますか?」 射精後の脱力感で頭の中が真っ白だと言うのに、星川に不思議そうにそんなことを言われた。 「…………別に」 多分、 いや、 確実に、 星川の顔を見たらイった・・・ ちょっと待て、なんか同じようなシチュエーションを最近味わった気がするけど…… 「小太郎さん?」 砂をはらいながら立ち上がった星川が俺を抱き締め耳元で名前を呼ぶ。 「耳元で……やめろ」 「どうして僕の顔ずっと見てたんですか?」 「別に意味はねーよ」 「ほんとに?」 「ほんとだよ、だから───」 下半身丸出しのままずっと耳元でそんな風に吐息混じりに話されたら、また変な気分になってしまうだろ。 「……も、もう……止めろ…って…」 それに、もう……そんな目で俺を見ないで欲しい。 これ以上一緒にいたら、 俺は──── 「風邪ひいたら大変、そろそろ……行きましょうか」 そして、 長い長い夜はこれから始まる……

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