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頭の中を焼くような淫らなキスは、少しずつ下へ降りていく。 首筋や胸元、腹…。 そして、ピンクに色づく花芯の先を龍嗣は軽く口に含む。 「ひああ…ああ……ッ!!」 吸い上げた訳でもないのに、華奢な躯がビクビク跳ねた。 括れまでを口に含んで鈴口に舌を捩じ込むと、璃音は足をバタバタさせてシーツにシワを刻んでいく。 「ぁあ…ッ」 下肢に渦巻く熱を更に煽りたてるように一気に根元まで口腔に収め、切なげな啼き声を引きずり出す。 濃厚な愛撫は、璃音の理性が剥ぎ落とした。 「…や……あ…ぅ…っ!!」 背中が浮き上がり、快楽に翻弄されて、腰を捩り、息を詰まらせる。 「……龍……嗣……ぃ…ッ!!」 せり上がった灼熱が迸り、龍嗣はそのまま璃音が溢した蜜を飲み込んだ。 浅い呼吸を繰り返す璃音を宥めるように、滑らかな頬を撫でる。 「大丈夫かい……?」 「…………うん…」 恥ずかしそうに微笑み、汗ばむ頬へしなやかな手を差し延べる。 誘われるように額と額を合わせ。 「今夜は…、最後までしようか」 「………うん。 …龍嗣…の…龍嗣だけの僕でいたいから………、………いっぱい、食べて…」 「ああ。 仰せのままに………ね。 初めて抱いた時よりも、もっともっと優しく解して抱くよ…」 「………うん…っ」 ゆっくりと体を重ね、甘やかに口づける。 今までよりも深い愛情と、狂いそうなほどに濃厚な愛撫を注ぐために…。

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