8 / 11

第8話

「うわー広い。拓海さんって  こんな所に、一人で住んで  いるんですか?」 「うん、そうだよ。最近は  寂しくなってね。」 そう拓海が告げると、後ろから 抱き締めてきた。 「えっ、あっ、あの、どうしたん  ですか」 「俺は最初から君を手に入れたかった。  見た瞬間に運命の相手だと思った  んだ。」 「じゃあ、姉さんと結婚すると  言ったのは嘘だったんですか」 美央が振り向くと、拓海は(うなず)いた。 (あんなに必死になっていたのに) 少し怒りたくなったが、美央は 正直な気持ちを伝えた。 「でも、僕好きな人がいるんです」 「あー、勇人とかいったか。  あいつには、もう会えないよ」 「えっ、ど、どうしてですか」 「美央は俺のものなのに、  何で俺を見ないんだ」 拓海は無理やりキスをしてきた。 口の中を蹂躙され、まるで 逃げる獲物を捕まえたかの ようだ。 「い、やっ、んっ、ふっ」 「いやじゃないだろ。  こんなにあそこを勃起させて」 「あぁぁぁぁ、らめぇぇぇー」 美央の敏感な所を上下にこすり 少年が自らの手に堕ちていく 様を見ていた。

ともだちにシェアしよう!