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第9話
「んっ」
目を覚ますと、ベッドに横に
なっていた。
(昨日、僕は・・)
美央は拓海に無理やり犯され
てしまった。
本当なら、嫌なはずなのに
全く嫌悪感はなかった。
「おはよう、起きた?」
ぼーっとしていると、拓海が
入ってきた。
「あっ、見ないで。恥ずかしいです」
「もう、昨日隅々まで見たんだから
恥ずかしがらなくてもいいのに」
美央は余計恥ずかしくなって
布団をかぶった。
「後、美央は明日から高校行かな
くていいから」
「えっ、どうして」
「美央は俺だけを見ればいい。
だからもう外には出さないよ」
「い、いや。学校に行きたいし
勇人にも会いたい!!」
美央は普段温厚な性格だが、
勝手に決められ、怒ったのだ。
「美央は全然分かってないな。
お仕置きしないと。
美央が誰のものなのか」
支配者は獲物を逃がす事はない。
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