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◆◇◆
思う存分愛された霖は、バスルームで洗いっこをしたあとに蜜を掻き出された。
「………もうちょっと、入れてたかったなぁ…」
「お前な…。腹が痛くなるの分かってるだろ?」
「でも…、せっかく秋斗さんに注いで貰ったのに…」
頬を膨らます霖を宥めるように、秋斗は額に口づけを落とす。
「こんなオッサンに何で惚れたんだろな…」
「秋斗さんはオッサンじゃないよ」
「42だぞ?霖とふた回りも違う。オッサンだろ」
「そんなことないよ。
秋斗さん、格好いいしイケメンだし、大人の色気もあるし。
加齢臭全然しないし。
それに…」
「………それに?」
「………ときの…」
「?」
「やらしいことする時の秋斗さん、…すんごい格好いいって言うか……、ゾクゾクしちゃうし…」
真っ赤な顔で霖が俯く。
「………?」
「何て言えばいいのかな…。
補食されちゃうんじゃないかなって思うんだよね」
「はい…?」
「ニヤッとしてから舌なめずりするんだけど、野獣めいててゾクゾクしちゃう…」
「舌なめずり…?」
「うん。僕の搾り出す時とか、中を掻き回す時…」
「え、そんな事してるか、俺…」
「してるよ。すんごいエロくてドキドキしちゃうよ」
思い出して、霖はフルンと震える。
「ね、いっぱい補食して…。三連休の間、僕を食べ尽くして」
「…だから、煽るなっての」
「ふふ………っ、いっぱい愛されて孕んじゃうんだ、僕」
「そのエロい顔、滅茶苦茶反則だからな?」
うっかり襲い掛かりそうになるのを堪え、秋斗は霖を抱き上げてバスルームを出た。
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