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第1話

全ては男に取り憑いた淫魔を払う為だった。 村の呪術師に相談に行った男はそのために巨躯のすべてを呪術師に開き、なすがままだ。 呪術師に治療だと言われ筆や呪術で責め倒されて、男の鍛えられた体は今や全身性感帯。 肌の上を這い回る術蔓の触手は男のイイトコロに集り、強弱の波も巧みに責め続ける。 蔦たちは皆夢中で淫に染まった魔力をすすり、狂乱の宴に舌鼓だ。 呪術師の手管と術で、なんとか無事に淫魔の使い魔を払う事には成功したものの、「治療」で熟しきった男はそれどころではない。 いつのまに後ろから呪術師に抱えられて、ひたすら男根をしごきあげられる。治療中に革紐で縛られ、射精を禁止されたそこは快楽に敏感になっていた。 ようやく紐が解かれた今や触れられるだけで強烈な快感が脳髄を貫く。 程なくして男は絶頂を迎えた。もう何度目なのかわからないほど繰り返されたそれに、シーツはすっかりドロドロだった。 淫魔に取り憑かれた後遺症なのか、連続強制絶頂にも精液が尽きる気配はない。 「ああンっ!イっちゃう!イっちまうよぉっ!」 うわ言のように喉をそらす男に、背後の呪術師が耳元に低く囁く。 「イっちまえよ旦那」 鈴口をぐりっと指でえぐられて男の体が跳ねる。 「ここを弄られんの、アンタ好きだよなあ」 「駄目ッ、そこだめだからぁ、グリグリしないでぇ」 「そうかい?」 言葉とは裏腹に指に力が入れられると同時に、そこから白濁液がゴポリと溢れた。 「ひうぅっ!」 強すぎる快楽はもはや拷問と大差ない。 「どうしてぇ!なんでっ……!」 「後遺症みたいなもんだからしょうがねえだろ?ここでイキきっちまわねえと、しんどいのは旦那だぜ?」 ゴリュゴリュしごき続けながら呪術師は言う。 「今のアンタをこのまんま外に出したら村中大騒ぎだ。淫魔に取り憑かれていたアンタは快楽に異常に敏感な上、無闇に生き物を誘惑するフェロモンが出てる。老若男女種族問わずだ。俺みてえに耐性持ちでもなきゃひとたまりもねえ。せっかく引っ越してきたばっかりなのに、大乱交大会で村1つ壊滅なんてのは御免こうむりたいもんだな」 「ひぃンっ!」 また男が達した。 「おっとそれどころじゃねえか?悪い悪い、ほれもう一度」 乳首をぎゅむっとつまみ上げると同時に摩擦スピードを上げると、また白い飛沫が飛ぶ。 「あああっ!ちがうよぉ!」 「ああ?」 「せんせぇ、後ろに……せんせぇが欲しいんだ……!」 なけなしの羞恥に歯噛みしながら男が唸る。 男の後孔は夢で淫魔に、先程まで淫魔の使い魔と呪術師の指に解されており、処女孔とは思えないほど熱く蕩けている。 快楽のための場所として開発されて、その上焦らされつづけて、苦しげにひくつくそこを自分でいじりながら男は悲鳴をあげた。 「指じゃ、たりないんだよぉ、この奥に、せんせぇのが、欲しい……!」 受け入れた事はなくとも本能は知っている。 ここに呪術師の熱くたぎる剛直を打ち込まれたらどんなに気持ち良いだろうか。  心臓を悪魔に晒す殉教者のように孔を広げて訴えかける。  涙目で見上げる男は淫魔の影響を差し引いても扇情的だ。  だが呪術師は首を振る。 「だから、そいつには応えられねえって何度も言ったじゃねえか。俺は呪術師で、旦那の恋人じゃねえの」  ギュムっと男根の茎を掴み上げる。 「ああっ!酷い……!こんなの……」 「俺にできるのはこうして淫毒が抜けきるまで出し続けるお手伝いだけ、おっとまた来たな。いい子だ、その調子でどんどんイっちまえ」  ぐちゅりぐちゅりと精液でドロドロになった手でひたすら男を責め続ける。 「ひぃン、もう、無理ぃ、イッてるのに、奥が熱くてぇ……!」 「腹の奥が熱いうちは淫毒が残ってる証拠。ほらがんばんな」 「あああっ!!」 男の記憶はそこまでだった。

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