大学に入って3か月ぐらいした頃だったと思う。それまでは、講義や学内の事で、全然周りを見る余裕が無かった、いつも高校時代からの友達 武史といた。武史も少し余裕が出来てきたみたいで、2人でこのままだと学生生活が楽しめないなって笑いながら学食で話してた。 そんな話しをしてたのが聞こえたのか、隣から、サークルに入らないか？って、誘われた。俺も武史も高校の時、テニス部だったから、体動かすつもりと人脈つくりで、入る事にした。 そのサークルに、アイツもいた。 初めて、サークルで会った時、アイツは、コートで、先輩と打ち合いをしていた、綺麗なフォームで打つ奴だと思った。後は、アイツが休憩の時は、女の子が、タオルやらドリンクやら渡す子、話し掛ける子、周りは、女の子だらけだった。あそこまでくると逆に清々しい気分になる。顔をチラっと見たら、男らしいイケメンだった、モテるのも頷ける。武史は、あまりいい印象は、持たなかったようで、「あーゆー奴は、自惚れが強く、自己中な奴が多い」って言ってた(笑) 俺的には、女にモテるイケメンぐらいにしかその時には思わなかった。