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第3話 出会い(拓真)
大学生活も3カ月。入学当初から、女が寄ってく る正直、今は、ウザいが適当に笑って相手してやる。それで、喜んでいるから、お手軽だと思って過ごしてた。
高校の時の先輩に頼まれて、テニスサークルに入った。高校時代もテニスだけは、夢中になれたから、大学では、それ程強く無いらしいが
テニスは、楽しもうと思って入った。
俺が入って、1カ月ぐらいしてから、アイツらが入ってきた。
初めて見た時は、女みていに細く顔も男臭くなく、中性的で可愛い感じだった。隣の奴が男らしい掘りが深いイケメンタイプだから、尚更、そう思ったのかもしれない。
2人共、テニス経験者だから、2人で、コートで打ち合いしてたのを、俺は、ボーと見ていた。周りで女が何か言ってたけど、全然聞いて無かった。
アイツがとても楽しそうにテニスをしていた姿が目から離れなかった。時折、相手になんか話して楽しそうに笑ってた。正直、笑い顔が可愛いと思った。相手もずっと無愛想だったのに、アイツが笑い掛けると少し口角が上がっているようだ。一瞬、その笑顔を俺だけに見せて欲しいと感じたが、相手は、男だと思って気の迷いだと思いこんだ。そんな事を思った事がイヤで、周りに居る女に、適当に笑ってまた、相手してやった、ホント、お手軽だ。
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