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**YU-U-WA-KU**(4)

 でも、あれ? おじさんの太腿をハンドタオルで拭いているちょっと上では、なんだか膨れいるような……。 「おじさん?」  恐る恐る顔を上げると、伸司さんの頬が少し赤くなっているように思えるのは気のせいだろうか。 「もう、いいんだ。綺麗になったよ、だから……」  困ったように笑う伸司さんは、だけど目に光が消えているように思える。  それに震えるくらい、手をギュッと握っている。  これって……。  もしかして?  俺は試しにタオルを持った手をもう少し上に伸ばす。そのまま何食わぬ顔でそこに触ると、おじさんの身体がビクンと跳ねたんだ。  間違いない。伸司さんは俺の手で感じている。  欲しい。  おじさんが欲しい。  ズボン越しで強調しはじめる一物を弄る手は、もう止められなかった。  タオルから手を離して、ジッパーを下ろす。 「知明くんっ!」  驚いているその声を無視して下着から一物を取り出すと、伸司んの一物は赤黒く勃起していた。 「……大きい」  ゴクンと唾を飲み込んでから、俺は伸司さんが止めるのも聞かず、手にした一物を口に含んだ。 「うっあっ!」 「んぅ、うう……」  伸司さんの一物は見た目以上に大きかった。  喉の奥まで入れないと全部が入りきらないくらいだ。 「んむっ、んぅう……」  頑張って口を動かせば、伸司さんからくぐもった声が聞こえた。  俺の口内でむくむく大きく育っていく。  俺で気持ち悦くなってくれてるのかな。  そう思うと嬉しくて、口だけじゃなくて舌も使って舐めてみる。  そうしたら生臭くて苦い液が俺の口の中に広がった。  これはきっと、伸司さんの先走りだ。  だけどどうしよう。  こうやって伸司さんの一物を咥えていると、俺も興奮してくる。  太腿の間にある俺の一物もズボンを押し上げているのが判る。  それに――ああ、俺の腰が揺れている……。

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