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第16章の52
でも眠れない...
(疲れてるのに...)
ふと、
(諒のマッサージ...)
もうずいぶん昔のような気がした。
(あれは本当に効いたなあ...)
そう思ったとたん、ひとりで顔が赤らむのを感じた...
が、すぐに、
(...技術だけ、じゃなかった...よね...)
...また麻也のつらい夜は更けていく...
「麻也くんは、今回はあまりアップにしない方向で...」
とうとう、次の日は監督に言われてしまった。
周囲のみんなも黙ってしまった...
そのくらいやつれていたということなのだろう...
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