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第17章の40

何か話しかけてみようか、と麻也の方へ一歩踏み出そうとしたところで、 諒は真樹に声をかけられてしまった。 「みんな明日のランキングのことで、何となくそわそわしちゃってさ… って、俺もそうなんだけど…」 「あ、やめて。俺もうつりそう…」 と、諒は笑顔を作ったが、内心では、麻也に近づくタイミングを逸したのが残念で仕方がなかった。

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