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第11章の68

 …次の日…諒がリビングのソファで目覚めると午前11時… ちょうどいい時間だったので、諒は寝室に麻也を起こしに行った。 リビングで麻也が酒を飲んだ様子もなかったし…  ベッドの中の麻也は素肌のまま、変わった様子はなく、愛くるしい寝顔…  でも、起こさなきゃ… 「麻也さん、麻也さん…」 「ん…」 「おはよう…」 と、キスしてやると、また眠りに…つくかと思いきや、珍しく目を開いた。 「昨夜は途中で目が覚めなかった? 」 「うん。そういえば一度も…」 すると麻也は何かを思い出したらしく、真っ赤になった。 「もう…諒ったら…」 「麻也さんだって…でも、マッサージ効いたみたいで良かった。」 今夜も…と諒が言いかけたところで、照れ笑いの麻也は枕を投げてきた…

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