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第23話

「お前は、確か涼の執事だったな。  生きていたんだな」 「はい、なんとか。私は涼様を  迎えにきたのです」 レイと執事は睨み合っていた。 「僕は、国には帰らないよ」 「それは、どうしてですか」 「それは・・・」 涼は勇気を振り絞って言った。 「レイが好きだから」 「それは、左様ですか?  何故、そんな――」 「聞いただろ、早くこの部屋から  出ろ。話がしたい」 執事は渋々出ていった。

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