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第11話

紅牙はこの恐ろしく強い天狗が苦の表情(かお)が見てみたいと思った 彼を殺そうとしたこともある しかし相手は大妖である大天狗 そう易々と殺らせてくれるような奴ではない 何度も何度も失敗した 彼の弱点はなんだと鳥の目を使って探っていると見つけたんだ この人の子を……… 「何故たかが人に入れ込むのか理解しかねる 身体を重ねでもすれば何か分かるのか……」 凛の後孔に入れた指を動かして解していき 更に指を増やし中を広げていく 「くっ、ああ……や…ぁ………ああ…ん……」 組み敷かれている人の子を見て高揚感が生まれる これを見て天狗はどう思うんだろうか 早くその顔が見たい 「あな…たは……天理が、好きなの?」 「何?」 突然の凛の言葉に驚いて手が止まった 「紅牙は、天理が好きだから… 自分を見てほしくて、こんなことしてるのかなって」 この言葉に紅牙は酷く動揺した 俺が天狗を好き? 否、ありえない……… だってあいつの苦しむ所を見たいのだから なのにどうして、この人間の言葉に動揺する? 気に入らない…… 「ただの人間がでしゃばるな‼」

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