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第18話
施設に預けられた日のことだった。
真っ黒な塊が道端に蹲っていた
具合が悪いのかと側によると顔色が悪い
両親が唯一渡してくれた薬草をその塊に渡した。
話をしようとしたら母が来て俺の手をひいた。
母にはその塊は見えていないようだった
それがイザヤだったなんて…
イザヤの過去を知りイザヤが何故自分を救ってくれたのかわかり俺以外を助けられないことに辛そうな顔をしている彼が愛しく思えた
どうすればこの綺麗な人の傷を癒してあげられるのだろう…
俺には何もない…この体しかない…だったら…
そう思い唇を重ねた。
イザヤは驚き固まった
そのまま自ら服を脱いだ。あれだけ嫌だった行為をたった出会って3日ほどの彼にするなんて…
あの日からもう彼に囚われていたのだろう
壊してしまうと震える彼を抱き締める
でも彼がどうしても欲しかった
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