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第20話

壊れ物を扱うように優しく大切に抱いてくれたから体はそこまで辛くなかった 俺だけが幸せでいいのかな…その思いは拭えないが自分のことだけを考えようと思うようにした 「おはよう。朔。体平気か?」 心配そうに聞いてくる優しい眼差しに自然と笑顔が溢れた 「イザヤさん心配し過ぎ…大丈夫だよ。イザヤさん優しかったから」 「良かった」 ホッと息を吐いたイザヤにキスをした 「っ…朔…お前は…」 「イザヤさん…俺を嫁にしてくれる?あなたとずっと一緒にいたい…」 「勿論だ…」 そうして次の新月の夜に俺たちは伴侶となった… 完

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