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クラスメイト
東雲(シノノメ)亜輝斗(アキト)は俺の中学校からの友達。1年の時も同じクラスだったから、2年になってまた一緒なのは凄く安心感がある。
「おぉ!爽やっと来たな、…まぁ、お前もまず1ヶ月頑張れ(笑)」
亜輝斗は俺の席状況を見て可哀想といった表情で、城之内の居る方を見た。
「俺は1ヶ月の間、休み時間はお前んとこ行くわ。」
1年の頃、高身長で頭が良くてスポーツ万能、そして凄くイケメンな奴が居ると皆が言っていた事があった。そんな完璧な奴がこの城之内だった。
俺はクラス3つ離れてたし、見かけるたび女子に埋もれてるから、あんまちゃんと見たことがない。今見た感じマスクして腕を組んだ状態で俯いている?みたい。チラっと間からたまに見えるくらい。そんなにかっこいいんか?
てかっ!女子があんなに必死こいて喋ってんのに…凄い対応だな。モテる奴も大変だと思うけど、流石に完全無視は良くないだろ…。性格悪いじゃんか!
「なぁ、あいつ黙ってんのに、女子はよく話続けられるよな。」
女子も女子だな。亜輝斗に俺がそう言うと
「そりゃーもうかっこいい城之内様とお近付きになりたいんでしょーね。」
城之内が女子に囲まれてんのが羨ましいのか、亜輝斗は棒読み(笑)
「あっ…でも亜輝斗、彼女居るだろ!お前はいいよなぁ。俺はどうせ童貞…」
「フゴッ(笑)なんでだろうな、お前顔良いのにな、まじ」
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